暦考

ユリウス暦

ユリウス暦は紀元前45年から実施された太陽暦の一種です。
1582年にローマ教皇庁からグレゴリオ暦が発布されてからは、次第に使われなくなっていきましたが、現在でも正教会では完全にグレゴリオ暦に移行できない祭日決定法に従うために、一部ユリウス暦を用いて祭礼を行っているます。
何度も1年の日数や月の日割りの改定があり正確な太陽年に近い1年を365日になりました。

中国暦

中国の伝統的な暦法を総合して中国暦とよんでいます。中国の暦法は太陰太陽暦で、1月の長さを月の月齢約29.3日を基準に1年における月の配列を太陽の運行を基準に定められます。

ユダヤ暦

ユダヤ暦はユダヤ人の間で使われた太陰太陽暦で作成された暦法の事を言います。
神が世界を創世した日とされる紀元前3761年10月7日を紀元とする紀年法を採用しています。

教会暦

教会暦はキリスト教で用いられる暦で太陽暦の1年を周期とし、日没を以って各日の起算とされています。

ローマ暦

ローマ暦は古代ローマで使用されていた暦法で広義には、ユリウス暦やグレゴリオ暦も含まれることもあります。
しかし、もともとはロムルス暦と呼ばれ、ユリウス暦以前は1年の長さは304日で3月から始まり12月で終わっていた。