暦考

13の月の暦

13の月の暦とは1か月を28日、1年を13か月で構成される太陽暦の事を言います。
1990年にアグエイアス夫妻によって提案された暦法のひとつですが、同様の暦法改革案は歴史上、何度の提案されています。
28日×13日は364日となるので調整の為の1日(閏年は2日)は年末にどの曜日にも属さない無曜日として付加されます。

この暦のメリットとしては1ヶ月の日数が全て同じで週の日数の7日の倍数である為、各月の曜日が固定されカレンダーを作り直す必要がなくなる事等が挙げられています。

その他の13か月の暦法では19年に7回の周期で訪れる閏日の扱いが異なります。
例えば1970年に提案されたパックス暦では、余日を置かず、平年を364日として、19年に1度の閏年には丸ごと1週間を追加(この週をパックスとよんだ)して371日とすることによって7日周期を固守する事も提案されました。
曜日は毎月1日を日曜日に固定する案が主流になっているようです。
しかし13の月の暦は現在に至るまでどれも採用されてはいません。